2014年11月30日 09:07
特急文殊
1996年に山陰線及び,KTR宮福線が電化された際に登場した特急です。
関西屈指の観光地である天橋立と,新大阪を結ぶ定期特急でしたが
誕生以来,終始一貫して地~味な印象だったのは否めません。確か登場時は
上りが2本あった気がしたのですが,晩年は1往復だけになっていました。
大阪と天橋立を結ぶ優等列車は昔からあって,1988年頃は臨時急行
”みやづ” 。その後にエーデル車を使用した ”エーデル丹後” となって
KTRから乗り入れてくる ”タンゴエクスプローラー” などと共に一時は安定
した運用を築いて行ってましたが,高速バスなどの影響により集客数が
減って来ていたのは私も,撮影しながら感じてました。
京都駅の様に観光色が強い場所で,比較的利用しやすい環境であれば
”はしだて” の様に存続もあったのでしょうが,この辺りは少々残念ですね。
まぁ実質的には ”こうのとり” に統一されたので,リレーという形で経路は
残されたのですが,直通列車も残して欲しかった様な気がします。
晩年の撮影で偶然に撮れたスーパーショットがこれ・・・。
上り列車と下り列車が同時にフレームに収まってくれました。