ついでと言ってはナンですが,隣りの桜ノ宮駅も御紹介しときます。

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桜ノ宮駅の開業も古く明治31年にまで遡ります。今の駅の姿は昭和初期に
環状線の前身だった城東線が高架化された際に,ちょっとだけ移設されたものです。
大正時代までは,ここ桜ノ宮駅から分岐して片町線の放出とを結ぶ桜ノ宮線という
路線もあったそうで,今とは随分と違った雰囲気の駅だったんでしょうね。

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桜ノ宮と言えば大川の両岸にある桜並木が有名ですが,駅名の由来は近くの
桜ノ宮神社から来るものです。この神社,大昔は別の場所にあったのですが
水害でこの付近に社殿が流れ着いたそうで,そのまま移設したそうな。

桜ノ宮の地名は神社があった元の場所が,桜野という地名だったそうで
その名称を受継ぎ,それならば川の両岸に 桜の木を植えようとなった訳。
江戸の頃から桜の名所として知られた当地は,この神社が発端だったんですね。
おこちゃまの夏休みの自由研究で,使えそうなネタだと思いません?(笑)。

ところで桜ノ宮駅界隈と聞くと地元の人間は,ファッションホテル街という印象が
強い様ですが(笑),実は意外と明治時代の鉄道遺産が数多く残ってる所なんです。

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こんな立派なアーチ形の架道橋が,普通にデーンとあったりします。
名前は ”水道上陸橋” と言いまして,明治の頃にこの辺りに水道施設があり
そこから名前を頂いたものです。他に ”ムグラ池陸橋” ”池下藤陸橋” という
様な現在では消滅した溜池や,池に因んだ名前の陸橋が今も健在です。 
郷土史に興味がある方には,格好の題材になりますね。

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また京橋~桜ノ宮には冒頭で述べた,大昔に元から敷かれてあった鉄道の跡が
あちこちに点在しています。特に橋台跡は重厚な雰囲気が素晴しいです・・・。
元々の鉄道の上に新しい鉄道を敷いた部分があって,煉瓦が変な場所にあったり
複雑に構成されてある場所があったりと,探検気分で散策すると面白いかもです。

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極めつけはこの中途半端な架道橋。その名も京阪電鉄乗越橋と言います。
大正時代に京阪電鉄が新しい路線を計画。京都から淀川を渡り,ここ桜ノ宮を
経由して梅田までを結ぶ壮大な計画だったそうで,一部の土地の買収も終えていて
この土地も買収済みで,国鉄の下を潜らせる為に作った陸橋だったのです。

この路線は結局は幻に終わり,代わりに今の阪急京都線が作られた訳です。
阪急と京阪の関係は私が言うまでも無いですよね?新京阪ってやつです。

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桜ノ宮駅の界隈も意外と侮れませんよね。
今回も長々とすみませんでした。最後まで観てくれた方,居ますかね?(笑)。